「何コソコソしてんだよ」
気付かれたっ!
「別にぃ」
マオちゃんは笑いながら肩をすくめている。
「それよりお兄ちゃん、頭剃らないとまた怒られるよ?夏休み中にって約束でしょ?」
ああ?と聖矢さんは瞳を細めて睨む。
怖ぇ…。
「うるせぇ。経上げて供養できりゃあ頭なんざ関係ねぇんだよボケ」
「聖矢お兄ちゃんだけだよ、そんな理屈言うの」
「理屈じゃねぇよ。つぅか早く出てけよ、説法聞かすぞ?ごらぁ?!」
「説法なんかできるの?破戒僧のくせに」
「グダグダ言ってっとマオの戒名作っぞ?」
戒名?!
どんな脅しだ!
わかんねぇけど何か嫌。
「はいはい、わかりましたぁ」
ため息をついたマオちゃん。
俺と安田を見ながら頭を下げて退室して行ってしまった。
残された俺と安田…聖矢さんを前に沈黙。
だって怖ぇんだよ、何か。
「さてと…」
聖矢さんはあぐらをかき直すと軽く笑い、再びドアの前に立ち尽くす安田へと視線を向けた。
「ねぇちゃん、名前は」
…やっぱ見えてんだなぁ…ブル田んちの家系だしな。
名前を聞かれた安田は、ゆっくりと俺の隣に座った。
俺同様に正座してるし。
「…安田…葉月」
気付かれたっ!
「別にぃ」
マオちゃんは笑いながら肩をすくめている。
「それよりお兄ちゃん、頭剃らないとまた怒られるよ?夏休み中にって約束でしょ?」
ああ?と聖矢さんは瞳を細めて睨む。
怖ぇ…。
「うるせぇ。経上げて供養できりゃあ頭なんざ関係ねぇんだよボケ」
「聖矢お兄ちゃんだけだよ、そんな理屈言うの」
「理屈じゃねぇよ。つぅか早く出てけよ、説法聞かすぞ?ごらぁ?!」
「説法なんかできるの?破戒僧のくせに」
「グダグダ言ってっとマオの戒名作っぞ?」
戒名?!
どんな脅しだ!
わかんねぇけど何か嫌。
「はいはい、わかりましたぁ」
ため息をついたマオちゃん。
俺と安田を見ながら頭を下げて退室して行ってしまった。
残された俺と安田…聖矢さんを前に沈黙。
だって怖ぇんだよ、何か。
「さてと…」
聖矢さんはあぐらをかき直すと軽く笑い、再びドアの前に立ち尽くす安田へと視線を向けた。
「ねぇちゃん、名前は」
…やっぱ見えてんだなぁ…ブル田んちの家系だしな。
名前を聞かれた安田は、ゆっくりと俺の隣に座った。
俺同様に正座してるし。
「…安田…葉月」



