村上と光を見送った後も、俺とブル田とマオちゃんの三人は、帰って来ない安田を待った。
空はもう夕暮れで、海の水平線上はすでに闇色がかっている。
影の薄い月さえ浮かんでいた。
海の家にも電気が付き、後片付けに入っている。
「安田さん、戻って来ませんね」
マオちゃんも心配そうだ。
あいつ、マジでどこまで行ったんだ?
まさか…イカ釣り漁船に乗っちゃったとか?!
好奇心が一人歩きする女だからな。
有り得る。
「そういやブル田は?」
気付くとブル田もいねぇ!何なんだ!
「お兄ちゃんはコンビニに行きました」
「コンビニ?」
「…下着を買いに」
「…はぁ?!」
パンツ?!何で?!
「お兄ちゃん、水着を下に着て来たから下着を忘れたんです。やっぱり気持ち悪いからって買いに行きました」
…馬鹿だ。
しかし、安田マジで戻って来ねぇ。
何やってんだ?
心配して待ってるってのに!
ちょっとイライラしてきた。
「マオちゃんはさ、ユーレイ見えるんだし、そういうのに詳しい?」
私?と、マオちゃんは大きな瞳を瞬きした。
「詳しいって程じゃないです。お兄ちゃん達に比べたら」
お兄ちゃん…達?
空はもう夕暮れで、海の水平線上はすでに闇色がかっている。
影の薄い月さえ浮かんでいた。
海の家にも電気が付き、後片付けに入っている。
「安田さん、戻って来ませんね」
マオちゃんも心配そうだ。
あいつ、マジでどこまで行ったんだ?
まさか…イカ釣り漁船に乗っちゃったとか?!
好奇心が一人歩きする女だからな。
有り得る。
「そういやブル田は?」
気付くとブル田もいねぇ!何なんだ!
「お兄ちゃんはコンビニに行きました」
「コンビニ?」
「…下着を買いに」
「…はぁ?!」
パンツ?!何で?!
「お兄ちゃん、水着を下に着て来たから下着を忘れたんです。やっぱり気持ち悪いからって買いに行きました」
…馬鹿だ。
しかし、安田マジで戻って来ねぇ。
何やってんだ?
心配して待ってるってのに!
ちょっとイライラしてきた。
「マオちゃんはさ、ユーレイ見えるんだし、そういうのに詳しい?」
私?と、マオちゃんは大きな瞳を瞬きした。
「詳しいって程じゃないです。お兄ちゃん達に比べたら」
お兄ちゃん…達?