雪奈がアタシを心配してくれているのは

十分わかってる。

でも、それでも・・・

出会いがどうしても欲しい・・!



「もしもし、亜希ぃ?今どこいんの?

うん、うん。あ、いつものトコ?

わかったぁ!じゃっすぐ行くわ」

合コン大好きな友人、亜希に電話を

かけて場所を確認すると、アタシは

ケータイを切り、いつもの場所へ

走る。

今日はどんな男の子いるのかな。

チャラい奴は絶対お断りだな。

って・・・・・・

合コンに来るのは、チャラいのばっか

だけど。

「ま、いいや。急ご」

また走り出した瞬間

アタシは何かにぶつかった。




ドスっ-------------------

「痛っ!なにすんだよっ!」

「それはこっちのセリフだろ。

お前がぶつかってきたくせに」

「は?あんたが前見ないで

歩いてるからだろ-がっ」