あぁー疲れたなぁ…
座った途端にこれまでの疲労感が一気にのしかかってきた……｡
しばらく何をするでもなく人間観察をしていたら−−
ｷｰｰｰﾝ
ﾏｲｸの音がした…
｢これより第三十回入学式を始めます｡まず…校長の挨拶から…｣
校長｢えー｡私､校長の田中と申します｡この度は優秀な生徒が大勢いるということで嬉しいかぎりです｡我が学園では……−−−−−−−−−−−……皆さんの学園生活がより充実したものとなる事を願っています｡｣
さすが校長!!!話が長い!!!（笑
校長｢最後に…今から名前を呼ばれた方は"King""Queen"候補です｡
立候補した方は…
月宮 咲 -ﾂｷﾐﾔ ｻｷ-さん…
神谷 茜 -ｶﾐﾔ ｱｶﾈ-さん…
桐川 一馬 -ｷﾘｶﾜ ｶｽﾞﾏ-くん……
私が推薦した
門脇 百合菜 -ｶﾄﾞﾜｷ ﾕﾘﾅ-さん
今まで誰も推薦しなかった
理事長が初めて推薦した…
黒崎 怜くん
以上の五名は今から壇上にあがって下さい｡｣
………
えっ!??"King"と"Queen"って今決めるの??
てか…真さん推薦するの初めてなんだね………;;;
ｩﾁなんか…さっきの出来事とかあってﾒｯﾁｬあがりづらいんだけどなぁ｡
色々考えて行くのを渋っていたｩﾁは校長の
校長｢黒崎くん早くあがって来なさいｯｯ｣
という一言でｩﾁ以外の四人がもうすでに壇上にいる事に気付いた｡
やばっ
急いで立ち上がり壇上へと走った……
