* 姫と不良と王子Life *

ゥチはお爺さんに教えてもらった道を全力疾走していた。
時間がもう過ぎているので本気で走った。


何とか奇跡的に洋館の屋根部分が見えて来て、更にラストスパートをかける。



…はぁはぁ……
漸く着いた

結構しんどいわ……

流石、山の奥なだけはあって酸素が薄い!!!


マジもう無理……;




息を整えて顔をあげると
微笑みを浮かべる真さん顔があった。

ただいつもと違うのは……


目が笑ってない;



無理に笑うくらいなら素直に怒って欲しい



真「怜、今何時かな?」
依然として笑顔のままの真さん



逆にその笑顔が怖いんだってば……



怜「…六時五十分です……」


真「遅刻だね?罰として怜だけは特別ルールの肝試しを一人でやってもらいますからね。分かったら早く皆に謝って列に並びなさい。」



肝試しを一人でやるのは良いけど
何?特別ルールって…………



真「聞こえなかった?早くしろ。」


何か真さんの口調が変わってるよ?;


怜「はい。今すぐやります;」



そそくさと皆の前に行き一言謝罪してから列に並ぶ。