ゥチが走りだした時、勿論桐川は追って来た
だが、意外にも流尹は追いかけて来ようとはしなかった。
それどころか、ゥチらに背を向けて歩きだす姿が走り去る際に視界に入った
ある程度走り続けて桐川をまくと、ようやく茜さんがゥチの肩の上で足をバタバタさせながら
茜「れーいー君!!!降ろして!!私重いんだからぁッ!!」
早く降ろして、と懇願しているのに気付いた。
怜「あぁ…ごめん。今降ろしたげるから。ちょっと待って。」
ゥチが屈むとすぐに茜さんはゥチの肩から降りた。
そんな茜さんを見ると林檎を連想させられる程真っ赤な顔で、
たまに、こちらの様子を窺うようにチラチラと見ては、目が合う度に逸らす
という行動を繰り返している
怜「別に重くなかったよ。」
茜「ホント?本当に重くなかった??」
今まで目が合うと逸らしていたのに、今度は自分からしっかりゥチの目を見て話してきた。
怜「うん。ほんと。全然軽いって。」
別にお世辞を言っている訳じゃなくて、本当に茜さんは軽かった。
ちゃんとご飯を食べているのか疑問に思う位に。
茜「軽いはずはないよっ!!!だって最近顔がぽっちゃりしてきたんだもん。;
あっそうだ!怜君ってぽっちゃりの子と痩せてる子どっちがタイプ?」


