* 姫と不良と王子Life *



白髪じゃない……



銀髪だわ。


……



……銀髪………


といえば……一人の顔が自然と浮かんでくる。





まさか……あの人???





いやいやいや…

まさかね……
この学園にいるハズが無いよね。



うん!!きっとそうだ!!!

あの人とは別の銀髪さんだ!!!


だって…
銀髪にしてる人なんてきっとその辺に沢山いるはずだもん!!


うんうん♪



何て一人で地面と睨めっこして
勝手に納得していたら……




「ねぇ…今叫んでた??」




フフフッ


おかしいなぁ……


これは…幻聴?


あの人とそっくりな声してるよ??
この御方………


………


まさか…まさかだよね?



恐る恐る顔を上げると……




フッ

ハハハ……
夢なら今すぐ誰か…お願いだからゥチを起こして下さい。




ゥチの目の前には
最初の予想通りの人物……



流尹が海パン姿で立っていた。