「プレゼントなんて別にいらないよ?」


「なんで!!せっかくのクリスマスなんだからさぁ〜」


「う〜ん…じゃあ昴君が選んで??」


だって昴君が選んでくれる物なら何だって嬉しくて

大切な宝物になるから


「分かった!!楽しみにしろよ!!」


笑顔で頷く私の顔に冷たい手がそっと触れた


「ヒャッ!!昴君!!」


「じゃあさ…俺からはプレゼントお願いしていい??」


えっ??


「な…にを??」


不思議に見つめる私の耳に唇をそっと寄せて


「萌音の…初めて…」


って甘く囁いた



そんな言葉を聞いて身体が途端に熱を帯びてしまう


「萌音?赤いよ?」


私の顔を覗き込んでクスッと笑ったあと


そっと唇が重なる


そして


「約束な………」


って口にして静かに笑った



夏の始めに出会ったこの場所で


私たちの物語は永遠に続いてく



昴君……


ずっと


貴方の甘い囁きの中で



私を抱きしめていてね



「可愛い…萌音。」


私の甘クチ王子様は今日もストレートな愛をくれる



大好きだよ


昴君♪♪



− FIN−