「いいじゃん、大羽君と仲良く決めれば♪」
そぉ言って杏ちゃんは私の背中を叩いた
「なっ!な、な、何いってんの!!」
杏ちゃんにだけは大羽君との事を話してある
親友だし信用出来るから
「でも意外だなぁ。大羽君て女友達多いけど、二人きりで逢うなんて聞いたことないし…」
えっ…
そうなの??
「しかも『秘密で』なんてかなり甘ぁぁい!!よね♪」
私は思わずあの日の事を思い出して真っ赤になった
「萌音♪赤ぁい!!」
杏ちゃんがからかうから、赤い顔がもっともっと赤くなるのが分かった
「うるさぁい!!私もぉ行くからね!!」
恥ずかしさのあまり猛ダッシュで中庭まで走って行った
微かに遠くから杏ちゃんの
『報告まってるよ♪』
の言葉が聞こえた………


![禁断〜君と半分こ☆〜[短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.763/img/book/genre13.png)