泣きながらも杏ちゃんが心配してる事が頭によぎる


でも知られたくない…


こんな事知られたら……

私は整理し切れない頭の中を何とかリセットして


購買部に向かい上履きを買った


そして黒くなった上履きを調度持っていた体操袋の中に隠して


教室に戻った

「萌音!!どこ行ってたの!」

杏ちゃんが駆け寄ってきてくれた


だけど、私は、平気な顔をして


「ちょっと購買部で消しゴム買ってたの♪」

と嘘をついた

ごめん杏ちゃん…


心配かけたくないの…


新品で買った上履きも少しだけ土で汚してから履いた


だから杏ちゃんは気付かない…


そぉ思ったのに


「なんか変、なに隠してるの」

って聞いてきた

「なにも…」


「嘘!!ちゃんと言って!」


「何もないよ!!」

杏ちゃんに知られるのが怖くて


思わず大きな声で怒鳴ってしまった…