呆然としながらも、同棲していた家へ帰りついた。 扉を開けるとそこには瞳がいた。 平然とおかえりなんて言うものだから余計に腹が立った。 「昼間の奴、誰」 その言葉に驚いたのは一瞬で悪戯がバレた子供のような表情で口にしたのは謝罪ではなかった。 「あら、バレたの?だって雪兎は優しいから許してくれるでしょ?それに結婚したら浮気も出来ないからいいじゃない。嫌だった?」 「嫌じゃない男は居ないよ。」 「なら結婚やめましょ。」 鶴の一声とはよく言ったもので、瞳はそのまま荷物をまとめて出て行った。