「なにを…」
「意味のわからぬことを申して、申し訳ありません。…今回、私は黄泉様に恋人ができたと聞いて、天皇に見合いを頼んだのです。」
衝撃の事実。
見合いは天皇が仕組んだものではなかったのか。
「私は…黄泉様を本当に心の底から慕っています。ですから、天皇に頼みでたのです。
天皇はそれを快く受け入れてくれました。」
それは、天皇が見合いに賛同したということ。
私が星宴と結ばれることを天皇がきっと、心から望んでいるのだ。
この事実を無いことにしても…私が見合いを受けなければならないことは変わらないのか。
どんな、事実があろうとも…変わらないのか。
受ける…べきなのだろうか。
受けなければならないのか。


