「香奈恵、お母さんは南ちゃんのお母様とお話してくるから、南ちゃんと一緒にいてね?」 「はぁいっ。」 ガヤガヤと人が集まる中、私と南は桜の木の下で、いわゆる恋バナをしていた。 南は幼稚園のクラスで一緒になり、私の親友だ。 「香奈恵ちゃんはさ、翔くん好きなんでしょ?」 「え~っ、それわぁ…」 「も~好きなクセにっ!」 そう。私は幼稚園の頃から香山 翔くんが好きだ。 翔くんの優しい性格に整った顔が好きだった。