狂愛-ソレハジュンアイ-




「うーん、やっぱり最初はジェットコースターだよね! 陸くん早く行こっ」


陸くんの手を取りジェットコースターの所まで行った。




「くるみ」


あれから色々と乗って今はお昼ご飯を食べてる。


次はどこに行こうかとパンフレットを見ていた顔を上げて陸くんを見る。



「楽しい?」


あたしは素直に「楽しいよ」と答えると、陸くんは嬉しそうに微笑んだ。


綺麗な顔がそんな風に微笑んだからみんな見惚れてる。


そして次に見るのは絶対あたし。


コソコソと小さい声で話している為微かにしか聞えない。


「くるみ、気にするな。そろそろ次の乗り物行こうか」


あたしはまた陸くんと手を繋ぎ次のアトラクションの方に向かった。