そして僕は予算より二倍もするギターを購入した。 店を出て、ありがとうとお礼を言い、口から心臓が飛び出してきそうなほど緊張したが勇気を振り絞った。 「あの、もしよかったら今度ギター教えてもらえないかな?」 ………。 またもや沈黙が流れる。 「…もう、やめましたから。」 彼女は小さな声でそう呟いた。 けれど、ここで怯むわけにはいかなかった。 どうしても、ここで終わりたくなかったんだ。 ガンバレ、自分!