僕は俯き、肩を落とす。 なぜって? 理由は簡単。 和也ははっきりとした顔立ちで目鼻立ちがよく僕より男前である。 そして女性に対する気遣いもとても上手である。 これだけの十分すぎる理由で僕が不戦敗を選びたくなることがわかるだろう? 正直、和也のことが羨ましかった。 早々と戦線離脱した僕は次第に会話をするペースとお酒を飲むペースが反比例していく。 始まって一時間あたりが経っただろうか、ついに 『孤独』 と呼ばれる禁断の世界に入ってしまう。