それは二十歳の女の子の部屋とは思えないほど殺風景な部屋だった。 『彩夏らしい』という言葉があてはまるような。 そんな束の間、僕たちは練習を始めた。 しばらくし、 「ちょっと休憩しよっか♪紅茶いれてくるね♪」 「ありがと♪あっ、この近くに美味しい喫茶店があるんだ。今度一緒に行かない?」 「なんていう名前のお店?」 「クラッカーっていうお店だけど知ってる?」 「…知らない。」 「じゃあ今度、行こっか?」 「…行かない。」