それから僕と彩夏はいつも一緒にいた。 ギターの練習や、お互いバイトが入っていない日はご飯にも行き、僕の隣には常に彩夏がいた。 そして今日も一緒に飲食店でご飯を食べていた。 「だんだん寒くなってきたね。」 そう言って、窓を開け外を覗きこむ僕。 外は木枯らしが吹きつけ寒々しい様子を作りだしていた。