天気もよく心地よい風が吹く昼下がりに亜依を河川敷に呼び出した。



亜依は目の縁を赤く染め、瞳には今にも零れ落ちそうな涙を溜めていた。



それは苦しげで痛々しかった。



呼び出したのは僕のほうだったのに、それを見た途端話すことがみつからなくなってしまった。