にんげん賞味期限


そして、その横にはいつもそこで豆大福を食べた空き地がある。



変わりゆく町並みの中、変わらない空き地を見てほっとした。



僕が生きていた証があるかのように感じた。



ベンチに腰を落とし、目を閉じ大きく深呼吸をする。