そうして、次の朝を迎えた。 くすんだ雨雲が空を包み込み、どんよりとしたなんとも重苦しい天気だった。 そして、ほのかに嫌な予感というものも感じた。 和也のことが心配だ… そしてギターを失った彩夏も… ふとカレンダーを見ると今日は和也の誕生日であった。 目を閉じ強く唇を噛みしめた。 そうだ!くよくよしていても仕方ない。 いつ帰ってくるか、いや、もう帰ってこないのかもしれないが和也に分かってもらえるように説明しよう、そう決めた。