17歳の、新学期―
俺は新しい高校へと転入する事となりこの町へ来た。

この高校の学校長が母の兄なだけに話も通りやすかった。

この学校にいる間、俺は叔父さん夫妻の家にお世話になる事となった。

「すいません。急な話で・・・」

『何言ってるんだ!・・・君が望んでの事なら私達は応援するよ』

『そうよ。それより学校は?本当にうちでよかったの?』

叔父さん夫婦は俺の事を知っている唯一の人
二人の間に子供はおらず、何かと俺に優しくてよく気にかけてくれていた。

「はい大丈夫です」

俺はこの冬から男子校へ行くこととなる。

ここが新たな俺の始まりの地・・・