One Way Ticket 2

その余韻を破ったのは意外な人物だった



午後の授業は他の学年と合同のものが多い


いつもの制定席に座る

「先輩。」

静かな声が後ろから私を呼んだ


同じ学科で2学年下の小西司が珍しく隣に座った


司は迎コンで初めて話して以来
すれ違ったら挨拶を交わすくらいで

最近あんまりまともな話はしていなかった