・・・
・・・
ゆっくりとドアが開いて
ゆっくり足を踏み入れる
三回目の那智の部屋
水曜日に仁の店に行かないで
那智の部屋に来たのは初めてで
さっきから
私は不振な態度ばっかり取ってるよね?
だって
伝えたい気持ちはあるのに
なんて言えばいいのか
どうやって伝えればいいのかわからないんだもん
「はい、千香。」
一人で考え込んでいると
目の前に
マスカットが置かれた
「え?」
不思議そうな私に那智は照れくさそうに笑う
うわぁー・・・
那智もこんな笑顔で笑うんだ
「・・・千香が好きだって聞いてたから。」
L字型のソファーの角に
私と少しは離れて那智は座った
なんか
すごく心が締め付けられたんだ
愛おしい・・・
そう思った瞬間に
私は那智を横から抱きしめていた
そうだ
これが愛おしいって事なんだ
これが
愛してるってこと
何気ない言葉
意味も考えずに思ったままに言ってた時もあった
でも
今は違う
愛の意味を今ならわかる気がする
「那智・・・愛してる。」
・・・
ゆっくりとドアが開いて
ゆっくり足を踏み入れる
三回目の那智の部屋
水曜日に仁の店に行かないで
那智の部屋に来たのは初めてで
さっきから
私は不振な態度ばっかり取ってるよね?
だって
伝えたい気持ちはあるのに
なんて言えばいいのか
どうやって伝えればいいのかわからないんだもん
「はい、千香。」
一人で考え込んでいると
目の前に
マスカットが置かれた
「え?」
不思議そうな私に那智は照れくさそうに笑う
うわぁー・・・
那智もこんな笑顔で笑うんだ
「・・・千香が好きだって聞いてたから。」
L字型のソファーの角に
私と少しは離れて那智は座った
なんか
すごく心が締め付けられたんだ
愛おしい・・・
そう思った瞬間に
私は那智を横から抱きしめていた
そうだ
これが愛おしいって事なんだ
これが
愛してるってこと
何気ない言葉
意味も考えずに思ったままに言ってた時もあった
でも
今は違う
愛の意味を今ならわかる気がする
「那智・・・愛してる。」


