「車にもどろうか」
那智は
素っ気なく体を離した
ちょっと
寂しさを感じた
それは…
でも
それは
一瞬で喜びに変わったの
歩こうと
背中を向けた那智が
そっと右手を
私に差し出したんだ
一瞬
訳がわからなかった
でも
すぐに嬉しさが
込み上げて
あまりに
嬉しくて
嬉しくて
少し
恥ずかしくて
躊躇いながらも
そっと
手を重ねたんだ
握り返してくれる
那智の力
伝わる
体温
見上げた
那智の背中は
いつもより
大きくて…優しい
那智は
素っ気なく体を離した
ちょっと
寂しさを感じた
それは…
でも
それは
一瞬で喜びに変わったの
歩こうと
背中を向けた那智が
そっと右手を
私に差し出したんだ
一瞬
訳がわからなかった
でも
すぐに嬉しさが
込み上げて
あまりに
嬉しくて
嬉しくて
少し
恥ずかしくて
躊躇いながらも
そっと
手を重ねたんだ
握り返してくれる
那智の力
伝わる
体温
見上げた
那智の背中は
いつもより
大きくて…優しい


