那智の家を出て
当てもなくさ迷う夜街
心はまるで岩のように重く何処までも沈んで行くようだった
那智の怒鳴り声が頭の中で反芻して
壊れた八ミリフィルムのようにビジョンがなんども
思い浮かんだ
泣きつくして
涙も渇れてしまった
ふと
那智と行った動物園が視界に入った
あの日、学校をサボって来た動物園
二人で色々な動物を見て
しっかりと手を繋いでいたのに
右側には…誰もいない
離した手に…温もりはない
当てもなくさ迷う夜街
心はまるで岩のように重く何処までも沈んで行くようだった
那智の怒鳴り声が頭の中で反芻して
壊れた八ミリフィルムのようにビジョンがなんども
思い浮かんだ
泣きつくして
涙も渇れてしまった
ふと
那智と行った動物園が視界に入った
あの日、学校をサボって来た動物園
二人で色々な動物を見て
しっかりと手を繋いでいたのに
右側には…誰もいない
離した手に…温もりはない