One Way Ticket 2

那智のキスは緩む事なく
徐々に下へ降りていく


「あっ…待って…」


那智は胸元から私を見上げ不思議そうな顔をした


「お見合い…断り切れなくてごめんなさい。」


私だって行きたくないんだよ?

那智以外の人となんて考えられないもん


「うん。仕方ない…だけど行かせたくない。」


じっと瞳に見つめられると心が疼いて

変になりそう


「千香を信じてる。でも…来週末まで千香を寝かせないから。」


そう言って那智はまた胸元に顔を埋めた


那智は体に覚え込ませようとしてるみたいに…


何度も
毎晩


私を抱いた