「じゃ、私も奈都って呼ぶね。でも奈都の方が背高くてお姉さんみたいだよ。」




『本当だな、奈都バカでかいし、朝香は小さいからなんか可笑しい。』





奈都が怒って遠矢を小突いた。




「奈都は何才なの? 」




「私はまだ15才だよ。驚いた。」




驚くよ。




もう、ビックリ!




奈都が涙を拭いなから、「朝香さんビックリし過ぎだよ。



私も色々あって大好きな人と一緒にいられるようになったのに、



私家飛び出して来ちゃった。」





奈都も一杯苦労したんだね。




「奈都、駄目だよ。折角大好きな人と一緒になれたのに、



逃げては駄目。



話し合わないと何も解決しないよ。」





奈都が頷いた。