『おい、おい、奈都が泣き出してどうするんだよ。』



「だって、お互いが思いあって凄いんだもん。



遠矢は朝香さんの気持ちが全く分かっていない。



朝香さんはもう覚悟を決めているんだよ。」



「たとえ、どんな状況になろうとも、私は遠矢を思い続ける。



遠矢を思う気持ちは一生変わらない。」




奈都さんありがとう。




奈都さんも一生思い続ける彼がいるんだね。




それは、お腹の子のお父さん?




『奈都鼻水出てる。』





「遠矢の妹みたいだね。」





『そうだな、奈都は今日から俺たちの妹だな。』




「本当に妹嬉しいよ。」





「私、お姉ちゃんが亡くなって一人だし、



お父さんもお母さんも沖縄に行っちゃうし、



私の事妹って思って貰えるなんて、



凄く嬉しいよ。朝香さんも私の事奈都って呼んでね。」




奈都は笑顔の方が似合ってるよ。