遠矢君は暫く考えて、『奈都ちゃんには敵わないな。


でも、奈都ちゃん自分の事は駄目なのに、人の事になると大胆になるんだな。』




「え、私が、嘘だよ恥ずかしい。」





奈都ちゃん俺は朝香と逃げないで話し会うから、



「だから、奈都ちゃんも琢哉さんと話し合いなよ。逃げるなよ。」





うん、逃げたりしない。




明日は琢哉さんに連絡しよう。




「ありがとう遠矢君。」





『どういたしまして。』





その時愛子先生が、「私ね、遠矢には奈都ちゃんみたいな子がいいって、



ずっと思ってたのに残念。」




私思わず笑ってしまった。




『母さん、奈都ちゃん困ってるよ。



奈都ちゃんには琢哉さんがいるんだからね。』





「分かってるわよ。奈都ちゃんごめんね。」





ううん、愛子先生の気持ち凄く嬉しい。