『まぁ、それもいいかもな。奈都ちゃん明日暇なら、


付き合ってほしいとこがあるんだけどいい?』




「うんいいよ。で何処に行くの? 」




『駅裏にある総合病院。僕をかばって階段から落ちた、


彼女のお見舞いに行こうと思って。



一人で勇気がなくて、奈都ちゃんとなら頑張れそうな気がした。



琢磨君は母さんが見てくれるから。』




そうだよね、一人は心細いかも。




「遠矢君、私で良かったら一緒に行こう。」




『ありがとう奈都ちゃん。じゃお風呂入ってくるね。』




遠矢君も色んな事と戦っているんだよね。




目が見えないと言う障害を彼は全く気にしていない。



彼の強さが羨ましい。




私も強くなりたい。