バカことばかり考えてしまう私。




『奈都、何心配しているの。亜季先生は阿紀ではないよ。



俺の奥さんは奈都なんだからね。』




分かっているよ。




分かっていても心配なんだよね。




私には自信がない。




私は琢哉さんの奥さんなんだと言う自信がないの。




いつまでもこんなにも私じやぁ駄目になって思ってしまう。




本当に情けない。




『奈都は琢磨だけじゃないんだからね、



五つ子の母親でもあるんだから、



もっと自分に自信を持ちなさい。



俺が愛してるのは奈都なんだから。』




琢哉さんの気持ちが凄く嬉しい。




たけど、もしお姉ちゃんが生きていたら私はどうするべきなんだと考えてしまう。