昂は泣き出すと暫く泣き止まない。




ずっと抱っこのまま。




手が痺れる。




「ママこーちゃんぼくが抱っこする。」




え、無理だよ。




「琢磨ありがとうね。琢磨明日保育園あるから寝なさい。」




「ママ、ぼくここにすわって、こーちゃん抱っこする。」




琢磨が床に胡座をかいた。



琢磨の膝の上に昂を乗せた。




琢磨はゆりかごみたいに揺らす。




するとくずっていた昂が眠った。




琢磨すごい。




「ママこれからこーちゃんはぼくにませて。



ぼくもうお兄ちゃんだからね。」