「遠矢にー今日一緒にお風呂入ろう。」




「琢磨遠矢明日学校だから駄目だよ。



又今度ゆっくり来てもらおうね。」




「うん、分かった。仕方ないパパと入るよ。」




『琢磨いい加減しろよ。』



「琢哉さん怒らないで。」




琢磨が泣き出すじゃないかと心配になった。




「だって、パパむりやり頭洗うから嫌だ。



目にシャンプーはいるもん。」




私は琢哉さんを見た。




琢哉さんが笑いながら、『琢磨パパも小さい時頭洗うの嫌で泣いたよ。』




琢磨が驚いた顔をする。




「パパもぼくとおなじだ。パパも泣いたんだ。」




良かった、琢哉さん琢磨の気持ち分かってみたいで。



「パパ、ぼく泣かないでがんばる。



パパ一緒にお風呂はいろ。」