「琢哉さん暗い顔してどうしたの? 」




別に、琢磨に焼きもち妬いた訳ではない。




奈都に抱っこされはしゃぐ琢磨が羨ましい?




羨ましい?




俺本当に羨ましいのか?




もうずっと奈都に触れていない。




夜は俺と奈都の間で琢磨が寝てる。




俺が奈都に近づくとすぐに琢磨が目を覚ます。




そして、「パパ何してるの?ママに触っちゃだめ!」



両手を広げて奈都の前に、立ちはだかる。




おい、おい、琢磨本気で邪魔してるだろう。




「琢磨、大きくなったらママとけっこんしゅる。」




「琢磨ママとけっこんしようね。」




お〜い奈都、琢磨が本気にするぞ。