今日は五つ子が退院の日。



お父さんは嫌々沖縄に帰って行った。




五つ子を抱っこする手が五つ必要だから、




琢哉さんと私、母さんと楓さんと可憐さん。




五つがいつ退院してもいいように準備をした。




あ、琢磨抱っこ出来ないや。



真人さんが会社を抜け出し来てくれた。




「心配で来てしまったよ。」



『真人ありがとう助かったよ、琢磨を頼む。』




元先生には、「奈都ちゃん一人で頑張らない事、周りのみんなに協力して貰えばいいからね。



奈都ちゃんは不思議な子だよ。



君の笑顔にみんなが救われる。僕も君にもっと早く出会いたかったな。



琢哉君には悪いけど、」




元先生が私のオデコにキスした。




え、これって、「奈都ちゃんが好き。



でもこれでおしまい。



奈都ちゃん以上女探すよ。


琢哉君ごめんな。



奈都ちゃん琢哉さん嫌になったら僕のとこおいで。」




『元先生それは絶対ありませんから。



奈都は絶対渡しません。』