『奈都、五人ともいい名前だ覚えやすい。



上から壱、竪、暁、曖、昂。



うんいい名前だ。



琢磨も覚え安いしな。』




そうみんなに早く五人の名前を覚えて貰いたいから。



『奈都、それとありがとう、暁は阿紀からだろう。』



うん、そうだよお姉ちゃんを忘れる事はないから。




暁はお姉ちゃんなの。




『奈都又泣いてる、琢磨に笑われるぞ。』




泣いてなんかいないもん。



お姉ちゃん私凄く幸せだよ。




いっぺんに8人家族になっちゃって大変たけど、




みんなに協力して貰って頑張る。




その日の午後父さんと母さんと楓さんが病院へ来た。



父さんが、『早くこっちに帰って来たいよ。



瑠色はいいなぁ。ずっと一緒にいられて。』




楓さんはとても美人さんだった。




楓さんも暫く五つ子の面倒を見てくれる。




今は病院にいるからいいけど、




家に帰ったらどうなるんだろう。




考えただけで怖い。