「後もう少しだよ。 奈都ちゃん隣の分娩室に行くよ。



歩けるかな?」




先生が私を抱こうとしてくれると、




琢哉さんが来た。




『元先生俺が連れて行きますから。』




「じゃ、お願いします。」




「琢哉さん重くてごめんね。」




『重くなんかないよ。痛みは少し楽になった?』





私が頷くと、『奈都後もう少しだ、二人で頑張り抜こうな。』




ありがとう琢哉さん。




後もう少し頑張るよ。




五つ子ちゃんお願いだから元気で生まれて来てね。