「舞香!車準備できたから、乗れ。」 「うん…ありがと。」 二人目だからなのか、私たちは、そこまで動揺はしていない。 香織でさえも、大丈夫そうな顔をしているんだから驚きだ。 「病院はすぐにつくから、安心してろ。」 「うん。」 だんだん陣痛の痛みの間隔が狭まっている。 今回は案外早く生まれるかもしれない。