あたしは、幼い頃から虐待をうけた。

泣き叫ぶあたしを両親は殴った。
笑っていた。

むしろ親になんて見えなかった。
泣いても枯れない涙。

殴りおわると両親は、あたしに涙を流して謝った。

虐待する親のお決まりのパターン。

あたしは、泣くことも抵抗することも辞めた。

あたしに未来なんて見えなかった。
いや、見るのが怖かった。