年下彼女のご機嫌いかが??

学校へ着き、そっと教室の扉を開ける。



と、同時にクラスの視線が一斉に僕と城嶋へ向けられた。



『真下君は別として、城嶋さんが遅刻とは珍しいわね』



担任の黒田先生が黒板の前でズレた眼鏡を直しながら、つぶやく。



僕は黙って席に着き、



なんとなく窓側の席の城嶋の方をに視線を向けた。



だけど、城嶋は俺の方を見ることもなく、



無表情のまま、教科書を広げていた。



……なんか……さっきまでのやりとりが嘘みたいに思えるほど、



何事もなかったかのような態度の城嶋がそこにいた。



受け取ったあのチョコレートの意味は、



ただの「友チョコ」だったのかな??



今まで城嶋のことを意識なんてしたことなかった僕なのに、



………なんでかな??



僕はほとんど上の空で、



その日の授業を受けていた。