年下彼女のご機嫌いかが??

素早く朝の身支度を済ませた僕は、



『行ってきますっ…』



勢い良く家を飛び出した。



『今日は……バレン……チョ……』



後ろの方から、お母さんの声が何か微かに聞こえた気がしたけど、



立ち止まってなんかいられない。



だってモタモタしてたら遅刻しちゃうからね。



僕の家から学校までは歩いて10分の道のり。



今日の目標はダッシュで3分。



肌寒い外は僕の息を白くする。



でも朝のヒンヤリとした空気は気持ちいい。



走って汗ばみそうな僕を冷やしてくれる。



心地いいくらいの地面を蹴る足音のリズム。



もう少しで学校が見えてくる。



そう思いながら、



住宅街を駆け抜ける僕の目の前に、



『おはよっ。嶺雅君』



朝から爽やかなスマイルで現われたのは、



同級生の城嶋理奈(きじまりな)



『あ、おはようっ……ってか、なんでここにいんの??』