『ちょ……真下さんっ』



後ろの方で直樹の呼び止めようとした声がしたが、



俺はそのまま急ぎ足で会社をあとにした。



ゴメンな…直樹。



とりあえず頑張れ!!



この埋め合わせはいつかしてやるから。



家に帰るとすぐに車に乗り換え、



レイナの家に向かった。



【到着!!早いだろ??】



レイナにメールしながら、家のベルを鳴らした。



『りゅう…』



玄関の扉が開くと、レイナがすぐに出てきた。



髪を束ね、薄くメイクをしたレイナ。



今日もヤバいくらい可愛いじゃん。