『でも……あたしもりゅうと同じ気持ちなんだし……』



そのまま土下座の体勢でいるレイナ。



『だから、座ってなって。なっ…』



俺はそっとレイナを支えるようにして、



レイナの上体を起こし、椅子へと座らせた。



『りゅうが大変な思いしてパパとママに頭を下げてくれてるんだから、あたしだって……』



そんなことを言っていたレイナも、



『赤ちゃんのためにも無理すんなよ』



その俺のひと言に納得したように頷いた。



レイナのお父さんとお母さんは黙ったまま、



そんな俺達の様子見ていた。