なんだって出来るな。



そんな風にすげぇ思う。



こうしてレイナのためなら。



だってこれ、考えてみたら俺の人生初の土下座じゃん。



レイナと出会う前の俺ならありえねぇけど。



今の俺には全然苦じゃねぇな。



レイナとのためだったら、何度だって頭を下げるし、



土下座しっぱなしでもかまわねぇって。



ただ、レイナは土下座ってヤバいよな??



『レイナ、お腹に負担かかるから、レイナはいいって。椅子に座ってたほうがいい…』



俺は横で土下座しているレイナに、



小声でそっとつぶやくように言った。