キラキラと輝く数え切れないほどのジュエリー。



どれもみんな一緒のように思っちまうけど、



ひとつ、ひとつ、微妙にデザインが異なる。



全部キレイで、レイナが喜びそうな物ばかりだ。



レイナのイメージに合いそうなのがいいよな。



その中で、ぱっと目に留まった指輪があった。



それはシンプルだけど、



ハートが小さく刻み込まれたデザインのもの。



そのハートの中にダイヤがきらめきながら、



存在感をアピールしている。



『これ、ください。7号サイズで』



俺はレイナの指に似合いそうな、その指輪を買うことに決めた。



『ありがとうございます。お包みしますので、少々お待ちくださいませ』