勢い良く開けた、お店の扉。



『りゅう~』



あたしが呼ぶと、



『よっ!』



と、こっちを見て微笑むりゅう。



その微笑みに、



あたしも笑顔で応える。



久々に見たりゅうは、



少しだけ疲れた顔をしていた。



きっと、



仕事に追われて、



ちゃんとご飯食べてないのかも。



そういえば、



会う回数が減って、



最近全然りゅうに手料理食べてもらってないな。