最高級の召使

倉之助が温かいミルクを
部屋に運んできた。

私はベットの中で
倉之助を待っていた。



「楓さま?大丈夫ですか?」


「うん…ありがと…」


倉之助が私を
抱き寄せるように
起こしてくれる・・・・


胸がときめく・・・



「雨の日はこれから絶対行きませんから。」


「うん、週末だけは
私と一緒じゃないとダメ…」


ミルクを私に手渡した。


「わかりました。」
子供をみるような優しい眼差し


違うわ…
私は子供じゃないもん…


胸がこんなにときめいてる・・・
倉之助の前では
私は普通の女の子……


「おいしい……」
ミルクが甘くて体がポカポカする。


私をのぞきこむ倉之助の笑顔も
美味しかった。