最高級の召使

「今、要之助と同じ学校だよ。」


「あ、要之助も旦那さまのおかげで
しっかりと教育をうけさせて
いただけてます。
ありがたいことです…
でも、要之助を知ってるのですか?」


「知ってるよ。
挨拶に来たから。」



「申し訳ないです…
楓さまには、近寄らないように
言い聞かせてたんですが
あいつ、何も話さないから・・・
何か失礼なことしませんでしたか?
チャラチャラしてるから・・・」


「大丈夫だよ。」



「よかった……」
倉之助が胸を抑えて笑った。



「何かあったらすぐ教えてくださいね。
会話がないから
よく見えないんです。
悲しいですね。兄弟なのに・・・」

さびしそう・・・・