最高級の召使

約束の時間に車を待った。



「おかえりなさいませ。
今日は、車が少ないようですが?」
運転手が言った。


「え?あ…私ちょっと居残り。
倉之助には内緒にして。
うるさいから。」
と嘘をつく。


「わかりました。」
運転手が言った。


そういえば、運転手とも
話をしたことあまりない。

最初のうち
「学校はどうでしたか?」

「天気が悪いですね。」


話しかけてきたけど
私は返事も相槌もしなかった…
なんだか胸が痛んだ。


運転手は
それから余計な話を
しなくなった。